全ては患者さんのために
温かさに満ちた病院

人と新しい技術の融合でスマート化を進め、
安全で質の高い医療を提供します。

大阪医科薬科大学病院は
高度な医療を行う
特定機能病院であると同時に、
北摂地域における
地域医療の要でもあります。

本館A棟の完成に伴って
最新の設備を相次いで導入、
さらに2025年の本館B棟完成に向けて、
患者さん本位の医療を
充実させていきます。

地域の
〝最後の砦〟として
断らない医療

2016年にオープンした中央手術棟には、24時間365日対応の手術室が20室あります。これは西日本でも有数の規模であり「24時間、手術を断らない」をモットーに、いつでも緊急手術に対応できる体制を整えています。画像診断を行いながら、全身麻酔による大型手術をこなせるハイブリッド手術室も2室設置し、年間約13,000件の手術を安定的に行うだけでなく、超緊急手術や緊急の帝王切開などにも対応しています。

2022年7月に竣工した本館A棟には救命救急センターを開設、年間約10,000人の救急患者さんを受け入れています。同センターは三次救急、すなわち一次救急や二次救急では対応が難しい生命に関わる重症患者に対応する救急医療を提供しています。

医の原点でもある救急医療において、北摂地域の要として「断らない救急」をモットーに、スタッフ全員が一致団結して常にさらなる進化に取り組んでいます。

基幹病院として
さらなる
進化へ

当院は国から特定機能病院として指定されています。それは高度な医療を安全に提供し、新しい医療技術を開発して発信するなどの要件を満たしていると認められた病院のことです。同時に、医学部、薬学部、看護学部を備えた総合医療大学として未来の医療人材育成にも取り組んでいます。

本館A棟は高度先進医療の拠点であり、「地域がん診療連携拠点病院」としてがん患者さんを入院から治療、そして退院から在宅ケアまでのサポートを包括的に行うがん医療総合センターが12階に設置されています。センターにはがんゲノム医療管理室、遺伝子カウンセリング室、プレシジョン・メディスンセンターなどが配置され、がん診療に関する最新の設備が整えられています。

また循環器内科病棟と脳神経外科病棟では、病棟リハビリテーションを設置し、早い段階からの継続的なリハビリにより患者さんの早期社会復帰を支援します。病棟内リハビリスペースは、今後も増やしていく予定です。

本館B棟で
革新的な
診療体制が実現

2025年7月には、本館B棟が稼働する予定です。これに伴い現状の外来診療機能をB棟に移転して臓器別・疾患別のユニットを新たに設置、患者さんの受け入れ体制を従来の方式から一新して新たなメディカルモール方式を採用します。実現するのは患者さんにとっての「ワンストップサービスの診療」です。

たとえば消化器系の病気なら、従来は別々だった消化器内科と消化器外科を同じフロアで連続的に受診できます。患者さんが窓口で一度の申込で受診を申し込めば、診断、治療からその後の外来診療、アフターケアに至るまですべて同じエリアで対応します。これにより患者さんの負担の軽減が期待されます。

1つの診療エリアに看護スタッフや電子カルテなどの医療資源を集中して有効活用すれば、外来の診療効率向上につながります。こうした体制を実現するために欠かせない診療科間の垣根を超えたコミュニケーションの良さが、当院のカルチャーとも呼べる特徴です。

さらに「患者サポートエリア」をトライアル稼働させています。このエリアでは患者さんが移動することなく、入院前に必要な看護師との面談、口腔チェック等が可能です。こちらのシステムも2025年7月のフル稼働を目指して準備を進めています。

従来型医療から
次のフェーズへ、
すべては
患者さんのため

B棟オープン時には、現在進めている病院DX(デジタルトランスフォーメーション)が完成します。まずスマート外来案内システムを導入し、受付後の受診までの待ち時間などを、患者さんに随時お知らせします。

また、当院オリジナルの病床管理システムにより、患者さんの入院日数の最適化を図りながら、現時点から未来にかけての空きベッドの状況を瞬時に把握できます。また検査・検体ミスを極力減らすために、患者さんのリストバンドに内蔵したICチップと採血ボトルのICタグを連動させ、担当者が情報を照合して誤認を防ぎます。

一方では2024年4月から始まった医師の働き方改革を支援するシステムを導入しました。何より低下させてはならない医療の質を確保し、患者さんに高度な医療を安定して提供するために、医師は常に自らを万全の状態に保たなければなりません。自律的に労働と休養のバランスをとるための勤怠管理システムが、疲れ気味の医師には適切な休養を取るよう促します。

一連の施策により当院が目指すのは「スーパースマートで温かい病院」です。患者さんとスタッフの双方が、最新鋭の設備を活用して徹底的な効率化を図り、無駄を極限までなくします。その結果、双方の距離を最短に縮め、常に人による温かな空気で患者さんを包み込みます。

最後に当院は「健康医療先進都市・たかつき」において、高度先進医療を提供し地域医療を支える役割も担っています。北摂地域全体をカバーする医療提供体制を構築するとともに、これからも最新の情報発信に努めていきます。

  • 受診を希望される方へ

    当院は、高度医療の提供・高度医療技術の開発・医療研修を行う特定機能病院であり、受診される患者さまは他医療機関からの紹介状が原則、必要になります。

  • 医療機関の方へ

    当院では地域の医療機関さまとの円滑な医療連携を目指しております。受診予約申込み方法などをご案内します。