目指すのは、
スーパー・スマート・
ホスピタル

先進的な設備をフル活用したハイレベルな医療を、
スタッフ一丸となって患者さんに寄り添いながら提供します

大阪医科薬科大学病院は
高度な先端医療を行う
特定機能病院であると同時に、
北摂地域における
地域医療の最後の砦でもあります。

2022年7月に最新設備を導入した
病院本館A棟が完成し、
2025年9月開院に向けて
本館B棟を目下建設中です。
充実した設備と機能を活かして
地域の患者さんとそのご家族に
安らぎを提供する病院を目指します。

ここでしか
受けられない
医療を提供

当院は「特定機能病院」に指定されています。すなわち高度な医療を提供し、高度医療技術を開発、さらに高度医療に関する研修を行うほかにも厳しい要件を満たしていると国から承認された病院です。難病に対して当院でしか受けることができないレベルの高い医療を提供すると同時に、大学病院として最先端の研究にも数多く取り組んでいます。

また「地域がん診療連携拠点病院」でもあり、新設された病院新本館A棟の12階にはがんに特化したがん医療総合センターを設置しました。このフロアにはがんゲノム医療管理室、遺伝カウンセリング室、プレシジョン・メディスンセンターも配置され、抗がん剤のミキシングロボットが導入されるなど、個々の患者さんに合った適切な治療を適時に行うための体制が整えられています。

高齢者に多い循環器系の疾病については患者さんへの負担の少ない治療を重視しています。その一例が、大動脈弁狭窄症の患者さんに積極的に行っているTAVI(経カテーテル大動脈弁治療)です。TAVIは体への負担が少なく、早期回復が期待できるだけでなく死亡や脳梗塞リスクも軽減する治療法です。最先端医療に加えて当院では多くの高齢者を苦しめる二大疾患のがんと心疾患、その他の難病治療に力を入れています。

手術を断らない
地域医療
最後の砦

2021年度、当院は年間12,471例の手術を行いました。1カ月あたり約1000件のペースであり、「24時間、手術を断らない」をモットーに、いつでも緊急手術を行える体制を整えています。手術を円滑に行うためには執刀にあたる医師はもとより看護師、麻酔科、臨床技工士から薬剤師までが一丸となって動く必要があります。どんな手術に対しても即応できるチームが常に待機し、同時にいつでも手術室を用意しておけるよう院内システムを整えています。

また、以前からの二次救急対応に加えて、新本館A棟の1階には大阪府三島救命救急センターの閉院に伴い三次救急機能が移譲されました。これまで二次医療圏として受け入れてきた難病や重度の障害を抱えている方、重い合併症などに苦しむ患者さんに加えて、今後は二次救急では対応できない重篤な患者さんや特殊疾病患者さんも受け入れ、より高度な救命救急医療を提供します。三次救急は医療機関の中でも最もレベルの高い救急医療を提供する、文字通り「最後の砦」です。

コロナ禍で
試された
私たちの対応力

2020年初めから日本はコロナ禍に見舞われました。この前代未聞の出来事に対して第1波の際に三島二次医療圏内で対応できたのは当院だけでした。当初は病棟を1棟まるごと軽症と中等症対応の病床とし、重症者にはICUをゾーニングして対応しました。

続く第2波からは重症患者だけを診る体制に転換、その後最も危機的状況だったのは第4波です。このときにはICUを可能な限りコロナ対応に振り向けながら、それでも3分の1は緊急のホットラインで搬送される患者用に死守して対応しました。三島医療圏の最後の砦として、心疾患や脳卒中の患者さんへの緊急対応は絶対に欠かせないと判断したからです。

すでに高齢者の方々がワクチンを打ち終えていた第5波の段階では若い患者さんが増えると予想し、2021年8月末からはコロナに感染した妊婦さんの受け入れを始めました。大学病院でなければ対応できない超緊急の帝王切開を行う一方で、コロナに感染した妊婦さん専用の分娩室を急きょ設置し、可能な限り自然分娩できる体制を整えました。その結果、大阪府では多くのコロナに感染した妊婦さんが自然分娩により出産できています。

最新設備を導入し、
最善を
尽くす体制

当院ではいち早く2015年に手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入しました。従来の腹腔鏡下手術と比べてもさらに体への負担が少なく、安全性の高い手術治療の実績を積み重ねた結果、2021年には2台目の「ダ・ヴィンチ」を追加しています。

その上でより一層の普及を図るため、ダ・ヴィンチシミュレーターを使った医学部生向けの研修会や、研究医・レジデントに対する勉強会なども行っています。ほかにも最新設備の導入には積極的に取り組み、ペーパーレスやAI問診などのスマート化を進めて待ち時間など患者さんの負担を最小限に抑えていきます。

コロナ禍での対応はもとより、私たちは常にその時点で必要な医療を迅速に提供する体制を整えてきました。いつも機動的に動ける理由は「患者さんに最適な医療を提供するために、いま自分は何をすべきか」と全スタッフが自問自答した上でミーティングを行い、意思統一を徹底しているからです。私たちはこれからも、患者さんに寄り添いながらより先進的な医療を提供するため尽力していきます。

なお、これら一連の取り組みが評価された結果、「日本医療機能評価機構 病院機能評価 3rdG」では最高ランクに位置づけられ、米「Newsweek」誌では2021年、2022年、2023年と続けて「World’s Best Hospitals」に選出されています。

  • 受診を希望される方へ

    当院は、高度医療の提供・高度医療技術の開発・医療研修を行う特定機能病院であり、受診される患者さんは他医療機関からの紹介状が原則、必要になります。

  • 医療機関の方へ

    当院では地域の医療機関さまとの円滑な医療連携を目指しております。受診予約申込み方法などをご案内します。