お知らせ

令和5年度 三島医療圏 大阪府救急・災害医療情報システム 入力方法等に関する研修会及びシステム入力訓練を実施しました

9月22日、三島医療圏の病院を対象として、大阪府が整備する「大阪府救急・災害医療情報システム(以下、救災システム)」の入力方法等に関する研修会及び入力訓練を実施いたしました。今回の研修会には、大阪府、高槻市、茨木市、島本町等の行政、高槻市医師、茨木市医師会、災害協力病院を含む18の医療機関にWEB上で参加いただきました。

救災システムは、平時は救急搬送に不可欠な病院の受入可否情報(応需情報)などを登録することに用いられますが、災害発生時(広域災害・局地的災害)には、各医療機関の被災状況や対応可能な医療情報についてインターネット上で入力することにより、行政と各医療機関間で共有可能なシステムとなっています。
過去の大規模災害(平成30年7月豪雨、台風第21号、平成30年北海道胆振東部地震)では、このようなシステムを用いた被災状況の入力が不十分であったため、電話や行政職員による現地調査など全数調査が必要になったケースもあり、平時から訓練を行うことが重要とされています(厚生労働省 第8回救急・災害提供体制等の在り方に関する検討会資料より)。

研修会終了後には、大阪府の協力を得て救災システムが訓練モードに移行され、各医療機関による入力訓練が実施されました。
今後も災害拠点病院として定期的に災害に備えた研修会や訓練を企画・実施していきます。