心房中隔欠損症(ASD)
3才の女の子です。3歳半健診で心臓の雑音を指摘されました。専門医を受診するように指示され大阪医科薬科大学病院小児科を受診しました。
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1 大阪医科薬科大学病院 小児科の循環器専門外来を受診
(医師A)
まず、小児科外来でお話を伺い、診察を行います。そして、心電図、胸部X線検査を行います。 -
2 心臓超音波検査
(医師A)
心臓超音波検査にて、心房中隔欠損症を認めました。
欠損孔は大きく、心臓の負担も認められました。
心房中隔欠損症に対する治療が必要と判断されました。
治療はカテーテル治療と手術がありますが、欠損孔が大きく、カテーテル治療は適していないと分かりました。 -
3 小児科に入院
(患者B)
さらに詳しい検査をするために小児科に入院しました。 -
4 心臓カテーテル検査
(医師A)
入院にて心臓カテーテル検査を行いました。
欠損孔が大きく、肺に流れる血流が多い状態でした。軽度の肺高血圧も認めたため、手術が必要であると確認ができました。
また、心房中隔欠損症以外の問題がないことも確認できました。 -
5 カンファレンス
(医師A)
これまで行った検査結果を基に、小児科、小児心臓血管外科、麻酔科、看護師、臨床工学技士で集まりカンファレンスを行いました。 -
6 小児科・小児心臓血管外科に入院
(患者B)
看護師さんより入院中の説明と手術後の予定、麻酔科の先生より手術時の麻酔の説明、小児心臓血管外科の先生より手術の説明がありました。 -
7 心臓手術
(患者B)
集中治療室に移されました。手術後2日目には病棟に戻り、今後の予定について説明を受けました。
(医師A)
心房中隔欠損症に対しては側開胸(胸の横から切開する)での手術も行っています。 -
8 退院
(患者B)
手術後、2週間で退院となりました。
退院後は小児科循環器外来を2週間後に予約しました。
看護師さんと薬剤師さんより、お薬をきちんと飲むようにと説明がありました。 -
9 外来通院
(医師A)
手術の後も定期的な受診が必要になります。
側開胸で手術を行った場合、通常行う正中切開(胸の前面を切開する)と比べると手術の傷が目立ちにくくなります。
当院受診希望の場合は、かかりつけの病院、クリニックから大阪医科薬科大学病院へご紹介いただいてください。医療連携室を通して、ご希望の日程でご予約を調整いたします。ご家族様との来院、母子手帳、お薬手帳の持参をお願いいたします。