家族性高コレステロール血症(FH)

53歳男性です。以前より健康診断でLDL(悪玉)コレステロールが高値であることをしてきされていましたが、特にどこも痛くないので、放置していました。今年の健康診断の結果、産業医から専門医を受診するように言われ、大阪医科薬科大学病院循環器内科を受診しました。

  1. 1 大阪医科薬科大学病院 循環器内科の高脂血症専門外来を受診

    (医師A)
    これまでの健康診断のデータを確認し、ご家族の病気について調査、そして血液検査を行いました。
  2. 2 超音波検査

    (患者B)
    超音波検査にて、アキレス腱の厚さ、頸動脈の動脈硬化の検査をしたところ、アキレス腱が厚いことが分かり、コレステロールが高いこと、家族に心臓病の人がいることなどから、家族性高コレステロール血症と診断されました。また、頸動脈に動脈硬化が進行していることがわかり、コレステロールを下げるお薬が始まりました。
  3. 3 冠動脈の検査

    (医師A)
    家族性高コレステロール血症は、生まれた時からコレステロールが高いこと、さらに頸動脈超音波検査で動脈硬化が進行していることから、冠動脈にも動脈硬化が進行して狭窄がある可能性があるため、心筋シンチグラフィを行いました。冠動脈の狭窄が強く疑われました。
  4. 4 循環器内科に入院

    (医師A)
    さらに詳しい検査をするため、入院にて心臓カテーテル検査を行いました。
    冠動脈の幹の部分に細くなっている箇所がありました。
    ステントで細い部分を広げるのには危険が伴うため、バイパス手術を行うことになります。
  5. 5 大阪医科薬科大学病院 心臓血管外科外来受診

    (患者B)
    心臓血管外科外来を受診し、バイパス手術についての説明があり、手術を行うことが決定しました。
  6. 6 心臓血管外科に入院

    (患者B)
    バイパス手術の数日前に入院となります。
    看護師より入院中の説明と手術後の予定、麻酔科の先生より、手術時の麻酔について説明がありました。
  7. 7 バイパス手術

    (患者B)
    手術室で目が覚めて、集中治療室に移されました。
    手術翌日には病棟に戻り、リハビリを含めた今後の予定の説明を受けました。
  8. 8 手術施行後・リハビリ

    (患者B)
    手術室で目が覚めて、集中治療室へ入りました。
    手術翌日には元の病棟に戻り、食事も始まりました。
    退院に向けて毎日リハビリを受けました。
  9. 9 退院

    (患者B)
    手術後、2週間で退院となりました。
    退院後は心臓血管外科と循環器内科の高脂血症外来を1ヵ月後に予約しました。
    看護師さんと薬剤師さんより、お薬をきちんと飲むようにと説明がありました。

当院受診希望の場合は、かかりつけの病院、クリニックから大阪医科薬科大学病院へご紹介いただいてください。医療連携室を通して、ご希望の日程でご予約を調整いたします。ご家族様との来院、お薬手帳の持参をお願いいたします。