経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)
80歳代女性です。 動くと息切れを最近感じるので、歳のせいかと思っていましたが、かかりつけ医に相談してみました。心臓の雑音が聞こえるので、心臓の弁がおかしいかもしれないから大阪医科薬科大学病院循環器内科受診するように言われました。
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1 大阪医科薬科大学病院 循環器内科の外来を受診
(患者B)
受診日に胸部レントゲン、心電図、血液検査、心エコーなどを行いました。
心エコー検査の結果、大動脈弁狭窄症と診断されました。入院して心臓カテーテル検査を含めて精密検査をするように言われました。
入院予約をし、看護師さんより入院説明を受けました。
※火曜日には、TAVI専門の森田英晃先生が外来を行っています。 -
2 循環器内科に検査入院
(医師A)
TAVI治療を含めた治療法検討のために必要な検査を行う入院です。基本的な検査の内容は、心臓CT、心臓カテーテル検査などとなります。
手術前検査として、呼吸機能検査、頸部血管超音波、リハビリ科・歯科口腔外科受診などがあります。
入院中にはご本人・ご家族に担当医師によるTAVI治療の説明なども行います。 -
3 ハートチームカンファレンス
(医師A)
ハートチームで治療方針に関して話し合います。検査結果を踏まえてご本人の状態、病状およびご希望も加味した上で、循環器内科・心臓血管外科・麻酔科の各専門領域の知見を総動員し、最もご本人のためになる治療方法を検討していきます。 -
4 心臓血管外科外来受診
(医師A)
ご本人・ご家族に担当医師によるTAVI治療の説明、合併症、入院後の予定の説明などを行います。
TAVIの入院日、TAVIの施行日が決定となります。
(患者B)
入院予約をし、看護師さんより入院説明がありました。
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5 心臓血管外科に入院
(患者B)
TAVI治療の数日前に入院となります。
看護師さんより入院中の説明と手術後の予定、麻酔科の先生より、手術時の麻酔について説明がありました。 -
6 TAVI施行
(患者B)
全身麻酔で、TAVI手術を受けました。
麻酔科の先生から手術が終わりましたよと声をかけられ、目が覚めてきました。
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7 TAVI施行後・リハビリ
(患者B)
手術室で目が覚めて、集中治療室へ入りました。
手術翌日には元の病棟に戻り、食事も始まりました。退院に向けて毎日リハビリを受けました。 -
8 退院
(患者B)
手術後、2週間で退院となりました。
退院後は心臓血管外科の外来を1ヵ月後に予約しました。
看護師さんと薬剤師さんより、お薬をきちんと飲むようにと説明がありました。
当院受診希望の場合は、かかりつけの病院、クリニックから大阪医科薬科大学病院へご紹介いただいてください。医療連携室を通して、ご希望の日程でご予約を調整いたします。ご家族様との来院、お薬手帳の持参をお願いいたします。