この度、大阪医科薬科大学病院において、膵胆道高度医療センターが開設されました。
消化器疾患の疫学として、近年肝臓がんや胃がん等が減少傾向にある一方、膵胆道疾患の罹患数が増加しています。そのため、膵胆道疾患に対する確実な診断、治療、そして低侵襲治療などを十分に患者さんへ提供することが求められています。しかしながら、膵胆道疾患に関しては、診断・治療は専門性が高い反面、担い手が少ないのが現状です。
このような背景から、内視鏡診断・治療を担う内科、外科手術を担う外科、IVR、重粒子線治療等を担う放射線科、各診療科のエキスパートが一堂に集い、垣根なく横断的に診療に当たることで、多くの患者さんに少しでも恩恵を受けていただくことを第一の目的として開設されました。