医療機関の方へ

新生児科

医療機関の方へ

1981年に開設した本院周産期センターは、1999年に新生児集中治療室(NICU)として認可されました。認可以降の20年以上の歴史の中で、治療成績は著しく向上し、在胎週数28週未満、出生体重1000g未満の超早産超低出生体重児の生存退院率はおよそ9割、予後についても、重度の脳性麻痺や知的障害の発生率はきわめて低く、95%以上はほぼ正常域の発達経過をたどっています。大学病院附属の周産期センターとしては、全国屈指の施設と自負しております。直近の数年ではやや死亡例が多くなっていますが、その多くは、先天的な異常があったり、出生時点ですでに状態が悪い赤ちゃん達で、現代医学では救命が難しい症例でした。

地域連携に関しては、本院はOGCS(大阪産婦人科相互援助システム)の基幹病院として積極的に母体紹介や母体搬送を引き受けており、母体搬送例は院内出生児の2割強を占め、母体紹介率は7割に達しています。特に、超低出生体重児については、母体搬送が望ましいことは言うまでもありません。capacityにはまだまだ余裕がありますので、母体搬送を考慮される際には、ぜひ、本院を選択肢の一つに加えていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

さらに、日本周産期新生児医学会の新生児専門医基幹施設として、年間40例程度の新生児搬送も受け入れています。平日の日勤帯限定ではありますが、新生児搬送も始めました。時間内であれば、直ちに本院救急車で新生児科医が参ります。外科的疾患にも十分対応できますので、出生後の新生児に何か問題があれば、遠慮なくご相談ください。

患者さんのご紹介について

  • 【初診予約】
    医療連携室に「FAX紹介申込書」と「診療情報提供書」をFAXしてください。
  • 【再診予約】
    平日14:00〜16:00 に 072-683-1221(代表)より診療予約コーナーにお電話ください。

カンファレンスのご案内

周産期センター合同症例検討会

回数等 毎週月曜日
事務局名 新生児科
責任者名 山岡 繁夫
連絡先 内線 58288
備考 医師、看護師、臨床工学技士、公認心理士師等の合同会議

産科との合同カンファレンス

回数等 毎週火曜日
事務局名 新生児科
責任者名 山岡 繁夫
連絡先 内線 58288
備考