2023年度『世界患者安全の日』
「世界患者安全の日」とは、「患者安全を促進すべく世界保健機関加盟国による世界的な連携と行動に向けた活動をすること」を目的として、医療制度を利用する全ての人々のリスクを軽減するために2019年にWHO総会で制定されました。
テーマ:Engaging patients for patient safety
スローガン:Elevate the voice of patients!
患者さんやご家族の医療への積極的な参加により、医療の安全性・満足度、そして治療効果にも大きな利益がもたらされることがわかってきました。
WPSD(World Patient Safety Day)の取り組みとして、患者さんやご家族の医療への参加について、皆さんと一緒に考えてみましょう。
当院では9月11日~16日を『世界患者安全週間』とし、この期間に職員や近隣病院および院外薬局の協力を得て、患者さんに対しての理解を深めていただくための様々な活動を行います。
誤認を防ぎましょう!!
医療者:患者さんにお名前、生年月日を確認しましょう
患者さん:医療者に自らお名前・生年月日をお伝えください。
お薬(治療)の正しい情報を共有しましょう!!
医療者:患者さんやかかりつけ医・かかりつけ薬局からお薬の情報を収集しましょう。
患者さん:お薬手帳を活用し、自分の状態を把握・提供しましょう。
オレンジ色のマスクを着用
9月15日(金)、『世界患者安全の日』のテーマカラーであるオレンジ色のマスクをスタッフが着用し、玄関ホールにはオレンジを基調としたお花を飾ります。
また,高槻市のマスコットキャラクター「はにたん」が院内での周知活動を行います.
ポケットティッシュ配布
近隣の病院や院外薬局では、誤認防止やお薬手帳の活用を促す目的でポケットティッシュをお配りします。
病院正面玄関の看板をライトアップ
病院正面玄関の看板をシンボルカラーのオレンジ色にライトアップします。
点灯期間:9月11日(月)〜17日(日) 18時〜21時
医療安全研修会
9月15日(金) 17:30〜18:30
近隣病院と協力し、市民や医療者を対象とした医療安全研修会を行います。
どなたでもご参加いただけます。是非奮ってご参加ください。
◇会場: ZOOM(ウェビナー形式)
◇テーマ:『世界患者安全の日 -患者さん参加型の医療を考えよう-』
【講演1】
「 医療安全の源流 」
東和会グループ 医療安全アドバイザー
第二東和会病院 村尾 仁 医師
【講演2】
「WPSDのテーマとその取り組みについて」
大阪医科薬科大学病院
医療安全推進室 新田 雅彦 室長
【特別講演】
「患者と医療者の協働で築く医療安全」
認定NPO法人ささえあい医療人権センター COML
理事長 山口 育子 様 (リモートでのご講演となります)
詳細はチラシをご覧ください。
認定NPO法人ささえあい医療人権センター COML
COMLとは?
私たち一人ひとりが「いのちの主人公」「からだの責任者」。
そんな自覚を持った「賢い患者になりましょう」を合言葉に、COMLは1990年9月に活動をスタートしました。
患者が自立・成熟し、主体的に医療参加することを目指しています。
患者と医療者が対立するのではなく、“協働” する医療の実現がCOMLの願いです。
COMLでは、電話相談を日常の活動の柱に、医療現場により良いコミュニケーションを築く活動をしています。