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アミロイドPET検査のご案内

公開日

レカネマブ(レケンビ®)治療を行うご施設からのアミロイドPET検査の予約を承ります

アミロイドPET検査について

レカネマブ(レケンビ®)はアルツハイマー病による軽度認知障害または軽度認知症に対する新しい治療薬です。この薬剤は、アルツハイマー病の脳に蓄積するアミロイドβに作用し、アミロイドβを除去することによって認知機能低下を有意に抑制します。そのためレカネマブ(レケンビ®)の投与を行うには、脳内のアミロイドβ蓄積を示唆する所見の確認が必須です。アミロイドPETは、脳内のアミロイドβ蓄積を画像として映し出し、レカネマブ(レケンビ®)治療適応の判断(アルツハイマー病の正確な診断)に利用されます。

アミロイドPET検査の利点

・静脈注射で検査が可能なため、脳脊髄液検査より低侵襲です。
・アミロイドβ蓄積の有無と程度が画像として確認できます。

アミロイドPET検査の費用について              (2024年6月診療報酬改定時)

おおよその検査費用:
  保険負担3割:6万7千円
  保険負担2割:4万5千円
  保険負担1割:2万3千円
(プラス外来診療費等を申し受けます)

アミロイドPET検査の流れ

・検査薬を静脈に注射
・検査薬が脳へ集まるまで待機(約50分)
・脳を撮像(約10分)
・検査結果は画像を取り込んだCD-ROMを読影レポートとともに郵送いたします 

検査曜日と施設

・毎週木曜と金曜の午後に関西BNCT共同医療センター(本学敷地内)で行います。
・同センターのPET/CT 装置は、アミロイドイメージング剤を用いた脳PET 撮像(一括)における日本核医学会PET撮像施設認証(Ⅰ)を取得しています。また、読影する放射線科医師は、日本核医学会が実施するアミロイドPET 読影講習を修了しております。

医療関係者の皆さまへ

ご利用にあたり、以下の点をご注意ください。
・保険診療としてのアミロイドPET検査に限ります。
・レカネマブ(レケンビ®)の投与の適否を判断する目的のみが対象となります。
・レカネマブ(レケンビ®)の最適使用推進ガイドラインに準拠している施設からのご依頼を承ります。
・検査結果の説明はご依頼施設でお願いいたします。

ご依頼の方法

・アミロイドPET検査に関するチェックシートを下記リンクよりダウンロードの上、ご記入ください。
・チェックシートとともに診療情報提供書に“アミロイドPET検査”を希望する旨ご記載いただき、広域医療連携センター 医療連携室(脳神経内科もの忘れ外来の受診)にお申し込みください。
・脳神経内科のもの忘れ外来でご依頼内容を確認後、アミロイドPET検査の予約をお取りいたします。

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