センター紹介
救命救急センター
センター長からのご挨拶
高須 朗
Akira Takasu
【専門】救急医療全般、特に外傷、蘇生、熱傷、中毒などに携わる。
【略歴】米国ピッツバーグ大学サーファー研究所留学
日本救急医学会 評議員
引き続きご協力をよろしくお願い申し上げます。
当センターの実績
2023年分
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救命救急搬送用ホットライン
⇒1100件
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コロナ重症者治療実績
⇒58件
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二次・三次の中間病態を含め年間対応数
⇒6061件
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ドクターカー出勤(日勤版のみの運用)
⇒179件
当センターの4つの特色
地域貢献をテーマに体制整備
当センター設置に至ったきっかけは、三島救命救急センターの老朽化と本学創立100周年記念事業として新病棟を建てる話が重なり、移転への流れが本格化しました。大学病院が併設されているので、病態が落ち着いた段階からは各診療科の医師に引き継ぎができ、転院しなくてよい点は地域の患者さんに大きなメリットとなります。
専門医によるチーム医療
1人の重症患者さんに医師が最低でも3名、看護師を合わせると5~8名のチームで対応します。また、複数の医師が分担して頭から足の先までを同時に診ていくことで、必要な処置と手順をその場で即決して実施します。常に重要度と緊急性を考えた判断を行いながら、チーム医療による多職種連携が実行される現場です。
高齢社会に欠かせない救命救急
医療の高度化や多様化が進んだ結果、90歳を超えた患者さんが救急搬送されてくるケースもあり、こうした高齢者は多様な病態を抱えている場合も多いため対応には慎重さが求められます。病態としては三次救命に該当しなくても総合的に判断し三次として受け入れる社会的責任を果たすケースもあります。これらすべてを受け入れられるのかが、私たちの特長です。
最後の砦としての役割を果たす
コロナ対応について当院では、当初の第1波から第7波まで常に重症患者を可能な限り受け入れてきました。現実問題として一般救急を受け入れながらのコロナ対応は、決して容易ではありません。とはいえ三島医療圏で私たちが担っている役割を考えれば、どちらも受け入れる責任があります。こらだけの対応をできるからこそ名実ともに三島医療圏での最後の砦になりうると考えています。