中央放射線部
部長あいさつ
中央放射線部は大学病院における中央診療部門としてCT・MRI・RIなどに代表される画像検査、放射線治療や画像情報管理の各分野において高度先進医療の推進、また高度な技術サービスが提供できる特定機能病院にふさわしい人材育成に力を入れています。
近年の医療現場では高い専門性をもつ医療スタッフが協働し、安全や質の向上を図るチーム医療の実践が不可欠となっており、中央放射線部におきましても医師、看護師をはじめ多職種の協働体制による病院理念に沿った診療・研究・教育など多様なニーズに応えられる組織づくりに取り組んでおります。中央放射線部の活躍にご期待ください。
中央放射線部の特色
主な業務内容として、X線撮影検査・血管造影検査・X線CT検査・MRI検査・核医学検査・骨塩定量検査・3次元画像処理・放射線治療などの診療業務支援、また法人運営医療機関の医用画像・医療被ばく情報の一元管理、放射線発生装置等の高度医療機器管理などの管理業務、また可搬型媒体を用いた他施設との画像交換にも対応しております。
連携医療機関からの画像検査のご依頼には、中央放射線部オープン検査として、X線CT検査・MRI検査・核医学検査を実施しております。特に核医学検査は、認知症や脳梗塞、パーキンソン症等の変性疾患の早期発見に有効とされております。
以上のように放射線診療全般の診療支援を担う部署として、より安全で高度な診療機能を24時間体制で提供するため多職種とのチーム医療を基軸にしたサービスレベルの向上、思いやりのある医療の提供を推進しています。
中央放射線部行動方針
- 患者さん中心の医療を提供します。
- 安全で高度な医療技術を提供します。
- 優れた医療人を育成します。
- 経営方針に沿った組織運営を実践します。
主な診療機能
1. X線撮影検査部門
令和2年4月現在、X線撮影システム5台、デジタル画像処理システム7台、X線透視装置3台、ポータブルX線撮影装置6台、乳がん検査用デジタル撮影/生検装置1台が稼働し年間約90,000症例の各種検査を実施しています。
2. 血管造影検査部門
令和2年4月現在、循環器系血管撮影装置2台、頭部/腹部系血管撮影装置2台の合計4台が稼働し年間2,500症例の各種検査及びIVRを実施しています。
3. X線CT検査部門
令和2年4月現在、320列1台・80列2台・64列1台の合計4台のMDCTが稼働し年間約42,000症例の各種検査を実施しています。
4. MRI検査部門
令和2年4月現在、3.0T2台・1.5T2台の合計4台の超電導MRIが稼働し年間約16,000症例の各種検査を実施しています。
5. 核医学検査部門
令和2年4月現在、3検出器型SPECT装置1台・2検出器型SPECT装置1台が稼働し、年間約2,300症例の各種検査を実施しています。
6. 手術・救命救急検査部門
7. 放射線治療部門
令和2年4月現在、放射線治療装置2台、密封小線源治療装置1台が稼働し各種症例に強度変調放射線治療・定位放射線治療・密封小線源治療・治療計画を実施しています。
8. 放射線管理部門
施設認定
- 日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関
主な取得資格・認定
- 日本放射線治療専門放射線技師認定機構 放射線治療専門放射線技師 (5名)
- 日本診療放射線技師会 放射線機器管理士 (3名)
- 日本診療放射線技師会 放射線管理士 (3名)
- 原子力規制委員会 第1種放射線取扱主任者 (9名)
- 医学物理士認定機構 医学物理士 (1名)
- 日本乳がん検診精度管理中央機構 検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師 (6名)
- 日本磁気共鳴専門技術者認定機構 磁気共鳴専門技術者 (3名)
- 日本X線CT専門技師認定機構 X線CT認定技師 (5名)
- 日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構
血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師 (3名) - 日本核医学専門技師認定機構 核医学専門技師 (1名)
- 日本医療情報学会 医療情報技師 (3名)
- 日本医用画像情報専門技師共同認定育成機構 医用画像情報専門技師 (1名)
- 日本診療放射線技師会 医療画像情報精度管理士 (1名)