脳神経外科・脳血管内治療科
医員 亀田 雅博(かめだ まさ ひろ)
2000年岡山大学卒業。岡山大学及び関連病院勤務後、2006年Queensland Brain Institute、University of Queensland、Australia博士研究員、
2012年国立成育医療研究センターにて専門研修、岡山大学講師を経て2021年4月より現職。脳神経外科学会専門医・指導医、小児神経外科学会認定医・学術委員、神経内視鏡学会技術認定医
メッセージ
これまで、通常の成人脳神経外科症例に加え、小児神経外科学会認定医として、小児関係各科の先生方とチームを組んで、脊髄髄膜瘤や脊髄脂肪腫などに代表される二分脊椎、水頭症、頭蓋骨縫合 早期癒合症、脳腫瘍に対する手術を担当して参りました。Dimple、脳室拡大、頭囲の問題、特徴的な頭蓋形態、頭の形の歪みといった所見がありましたら、毎週金曜日の小生外来にご紹介ください。
小児脳神経外科では、本来、新生児期から成人期を迎えるまでの患者さんが治療対象となります。ただ最近では、小児期に脳神経外科で治療を受けたことのある成人患者さんも増えており、小児から成人への移行期医療の重要性も増しております。大学病院の強みを生かして、移行期症例についても対応いたします。
本来、こどもは自ら発達していこうとする過程にあるわけで、外科ですが、手術がすべてではなく、親御さんと一緒に患児の経過を見守ることも重要と考えております。ブランコに乗ったこどものそばで、親がこどもの背中を押して助走をつけてあげるように、患児に対して、その後の発達への助走をつけるお手伝いができれば幸いです。