小児チーム

アレルギーセンター

アレルギー体質のあるお子さんが、次から次へといくつかのアレルギー疾患を発症していく現象を「アレルギーマーチ」と呼びます。このマーチはアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎へとつながっていきますが、早い段階で介入しておけば、このアレルギーマーチを予防できる可能性が高まります。

小児においても、アレルギー性疾患は、年々増加傾向にあり、重症化した場合は、本人および家族のQOLは大きく低下するため、早期の適切な治療が必要です。 アレルギーセンターの小児チームは、中学生までのお子さんを対象に、小児の総合アレルギー診療医として、ガイドラインに基づいた診療を行います。

主に小児科医が担当しますが、より専門的な診察、治療介入が必要な場合はアレルギーセンター各科と連携し、総合的かつ包括的に診療を行います。センター化によって成人期への移行期医療の提供も、円滑に進められる可能性が広がりました。

またご家族以外にも、近隣の保育所、幼稚園、小中学校職員を対象とした講演会を積極的に行い、アレルギー疾患に対する指導や啓発活動にも力を入れていきたいと考えています。 アレルギー疾患でお困りのお子さんがいましたら、是非ご紹介ください。