大動脈弁狭窄症:AS
大動脈の弁葉が厚く、かつ蝶番の部分が癒合して弁の開放面積が狭くなっています。このため左心室の血圧が異常に上昇し、壁は厚くなっています(肥大)。この狭い弁により大動脈に拍出される血流は減少し、左心室も硬くなり機能が低下します。
弁の面積があまり狭くない場合は、心臓への負担はあまり強くはないため、経過観察となる事があります。
新生児期に重症である場合、成長と共に弁の狭さは悪化します。その場合の症状は重症となり、一刻も早く狭い弁を広げるための治療が必要となります。
この治療は風船付きカテーテルまたは手術が行われます。近年は風船つきのカテーテルを使った弁切開術が一般的治療となっています。足の付け根の血管からカテーテルを挿入し、風船を大動脈弁の位置で膨らませることで狭い弁の蝶番を切り広げます。これにより子供さんが大きくなるまで、外科的手術を延ばすことができることがあります。
しかしながら、後に外科的治療を完全に避けることは出来ない事がほとんどです。手術では、癒合した蝶番部分を切開します。弁自体が小さい場合は自分の肺動脈弁で置換するロス手術(「大動脈閉鎖不全症:AR」参照)が選択される場合があります。
弁の面積があまり狭くない場合は、心臓への負担はあまり強くはないため、経過観察となる事があります。
新生児期に重症である場合、成長と共に弁の狭さは悪化します。その場合の症状は重症となり、一刻も早く狭い弁を広げるための治療が必要となります。
この治療は風船付きカテーテルまたは手術が行われます。近年は風船つきのカテーテルを使った弁切開術が一般的治療となっています。足の付け根の血管からカテーテルを挿入し、風船を大動脈弁の位置で膨らませることで狭い弁の蝶番を切り広げます。これにより子供さんが大きくなるまで、外科的手術を延ばすことができることがあります。
しかしながら、後に外科的治療を完全に避けることは出来ない事がほとんどです。手術では、癒合した蝶番部分を切開します。弁自体が小さい場合は自分の肺動脈弁で置換するロス手術(「大動脈閉鎖不全症:AR」参照)が選択される場合があります。
よくあるご質問
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- 大動脈弁狭窄症(AS)とはどのような病気ですか?
- 大動脈弁狭窄症(AS)は、大動脈弁が狭くなることで左心室から全身への血液の流れが妨げられる先天性心疾患です。左心室に強い負担がかかり、心筋が厚くなることがあります。
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- 大動脈弁狭窄症は重症の先天性心疾患ですか?
- 重症度はさまざまですが、新生児期から重篤な循環不全を起こすこともあり、重症例では早期治療が必要になります。
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- 大動脈弁狭窄症は胎児診断できますか?
- はい。重症例では胎児心エコー検査によって出生前に診断できる場合があります。
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- 大動脈弁狭窄症の原因は何ですか?
- 生まれつき大動脈弁の形態に異常があり、弁葉が厚くなったり癒合したりすることで、弁の開きが悪くなることが原因です。
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- 大動脈弁狭窄症ではどのような症状がありますか?
- 軽症では無症状のことが多いですが、重症になると息切れ、運動時の疲れやすさ、哺乳不良、発育不良、心不全などの症状が現れることがあります。
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- 左心室肥大とは何ですか?
- 狭くなった大動脈弁から血液を送り出すために左心室へ大きな負荷がかかり、心筋が厚くなる状態です。大動脈弁狭窄症でよくみられる変化です。
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- 軽症でも治療が必要ですか?
- 心臓への負担が少ない軽症例では、すぐに治療を行わず定期的な心エコー検査による経過観察を行うことがあります。
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- 大動脈弁狭窄症は自然に治りますか?
- 自然に改善することは少なく、成長とともに狭窄が進行する場合があります。そのため長期的な経過観察が重要です。
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- バルーン大動脈弁形成術とは何ですか?
- 足の付け根からカテーテルを挿入し、狭くなった大動脈弁で風船(バルーン)を膨らませて弁を広げる治療です。小児大動脈弁狭窄症の標準的な治療法の一つです。
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- カテーテル治療だけで治りますか?
- バルーン治療によって長期間良好な状態を維持できることがありますが、多くの場合は将来的に外科手術が必要になる可能性があります。
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- ロス手術とはどのような手術ですか?
- 患者さん自身の肺動脈弁を大動脈弁の位置へ移植する手術です。成長に合わせて弁も大きくなる利点があり、小児の大動脈弁疾患で選択されることがあります。
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- 手術後や治療後は普通の生活ができますか?
- 多くのお子さんは治療後に良好な心機能を維持し、学校生活や日常生活を送ることが可能です。ただし定期的な循環器診察が必要です。
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- 大動脈弁狭窄症の予後はどうですか?
- 適切な時期に治療を受けることで良好な予後が期待できますが、成長後も弁機能の評価が必要です。
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- 成人後も通院は必要ですか?
- はい。大動脈弁機能、左心室機能、不整脈の有無などを確認するため、成人先天性心疾患専門外来での継続的なフォローアップが推奨されます。
